孤独なカラスのラノベ備忘録

勝手気ままにラノベの感想を書き連ねるだけのブログです。

問題児たちが異世界から来るそうですよ? 軍神の進路相談です!

 

 ~あらすじ~

“人類最終試練”の魔王アジ=ダカーハとの死闘から三か月―。ようやく落ち着きをみせた箱庭で、十六夜たちは新たなギフトゲームに挑む。でも順調に勝ち進んでいく十六夜に異変が起きて!?一方、その裏では、箱庭全土を巻き込む一大プロジェクトが進んでいた。仲間たちにも転機が訪れるなか、十六夜、飛鳥、耀の下す決断とは!?そして、ついに地上へと降臨した“ある人物”の正体とは!?―いま、究極の進路相談が始まります!!異世界バトル第1部完結。

 

 

一大決戦を終えた問題児たちの、これから歩む『進路』を描いた第一部最終章。

3人が定めた道筋はそれぞれ別の方向でした。少し寂しさを感じてしまいますが、それを上回る新生活への期待にワクワクが止まらないですね。

第二部は6月ということですが、待ち遠しいです。

さて内容は、アジ=ダカーハ戦後の"ノーネーム"、その他各コミュニティの様子を描きつつ、今まで伏せられていた情報の開示、種明かしと答え合わせを中心に描いていきます。

十六夜のスランプをはじめとして、良い意味でいつもの雰囲気とは違う印象ですかね。普段の問題児シリーズは、異様なテンションの高さからくる圧倒的熱量、それに伴う激アツバトルが魅力の作品ですが、これは前の巻で出し切った感じです。

今回は、これもまたシリーズの魅力の一つですが、謎解きが中心だったかなと。

最後ということもあり、次々と驚愕の真実が明かされていきます。その真実に思わず涙ぐんでしまうこともありました......。

フェイスレスの素顔とかね!

しんみりとしてはいますが、予想外にバトルシーンもありました。ここはいつもの問題児だ!って、思わず安心w

暫定敗北後のマジ泣き耀ちゃんめっちゃかわいいです。

"ノーネーム"以外にも、ジャック亡き後のウィル・オ・ウィスプを支えるために一つ大人になったアーシャや大規模マネ―ゲームに挑むポロロ、混成魔王と殿下の動向なども語られていました。

まだまだ伏線はたくさん残っていますね。第二部にはどのように影響してくるのでしょうか。

そしてAnother Prologue。再始動する問題児シリーズ。どんな物語が紡がれていくのか、超期待!!

最後になりますがイラスト担当天之有先生、お疲れ様でした。巻末の十六夜めっちゃかっこよかったです!

 

 

 

2015年3月のまとめ

・・・・・・。

 

 積み本ばっか読んでたので正直まとめるもクソもないんですが、一応数冊は読んでいるので、それについてまとめてみようかなと思います。また、僕はいまだに2月の新刊が買えていない状況ですので、当ブログに新鮮さを求めるのはご遠慮ください。だいたいひと月遅れで感想を書いています☆

 

 これについてはもう下手なこと言わないほうがいいんじゃないかと思いますが、とりあえず。シリーズ最高の"衝撃"でした。これを境に評価を急上昇させる人と急降下させる人がいるんじゃないかなと思います......。それほどに受け入れがたい展開。容赦のない運命。この先の物語に希望を見出すことができません。どうしてこうなった。

 

Re:ゼロから始める異世界生活6 (MF文庫J)

Re:ゼロから始める異世界生活6 (MF文庫J)

 

 神回『ゼロから』を擁する第6巻。聖母レムの圧倒的正妻力をとくとご覧あれ。ただ間違っちゃいけないのは、『神巻』ではないこと。それはおそらく、反撃が始まる7巻です。ここはまだ通過点。ってか第三章終わんねえのかよ!やっぱ長いな!短編集とかいいから7巻はよ!

 

 

異世界迷宮の最深部を目指そう 3 (オーバーラップ文庫)

異世界迷宮の最深部を目指そう 3 (オーバーラップ文庫)

 

 ヤンデレヤンデレ

『聖誕祭』という1つのターニングポイントを描いた3巻。マリアはヤンデレ化、カナミは囚われの身。ハラハラな展開の連続に唸りました。主人公だから大丈夫だろ、とか思っていられないような緊張感。最高でした。第二部にも期待が高まります。WEB版読むとか言っておいてまったく手を付けていません......時間がないんです!w

 

 

 

 

ということで3冊ピックアップ。そのほかにも二月の新刊ですが、冴えない彼女の育て方 Girs Sideライフアライヴ!3 恋愛エレクション世界の終わりの世界録<アンコール>3 熾天の女神などはお気に入りのシリーズですね。どれも自信をもっておすすめできます。新作も良かったですね。『幼馴染好き』殺しと僕の中で話題な我がヒーローのための絶対悪、エロだけじゃなくバトルも熱い天空監獄の魔術回廊、ファンタジーの新たな切り口放浪勇者は金貨と踊るなど。積み本ではついに六畳間が最新刊に追いつくなど、なかなか実りの多い月になったのではないかなと思います。合計26冊読みました!月の初めはテストだったし、僕の読書スピードだとここらへんが限界でしょう。

いよいよ受験生ですがそれは置いといて、4月も頑張りますよ。

 

 

 

六畳間の侵略者!? 18

 

六畳間の侵略者!? 18 (HJ文庫)

六畳間の侵略者!? 18 (HJ文庫)

 

 ~あらすじ~

ゆりかと真希、それぞれの魔法少女の進むべき道とは――?

夏休みが明け、通常運転に戻った一○六号室。
だが、それも束の間。普段の姿からは想像できない真剣さでゆりかが皆に対して“おねがい"を打ち明ける。
「ナナさんの体を治してほしい――」と。
果たして魔法少女レインボゥナナの復活なるか!?
そして、集結したダークネスレインボゥの真の目的とは……?
激動のフォルサリア魔法王国編、開幕!

 

 

魔法少女編、真希回!

ナナ復活計画から始まり、子供の行方不明事件、ダークネスレインボゥとの激突、というような流れで進んでいきます。

一致団結して、ナナのために議論を重ねる六畳間の少女たちの美しい友情に感動。ナナは次回から戦闘に参加するんですかね。ってか六畳間に集う技術力が半端ないですw

今回は真希回ということで、真希がダークネスレインボゥにいた過去と折り合いをつける過程が描かれていました。真希の立場の難しさ、そしてそこに立つ十代の少女の苦悩が繊細に描写されていてよかったです。合わせて、ダーククリムゾンについても少し掘り下げがありました。

真希とクリムゾンは思いがすれ違ったような形になりましたが、グリーンとはうまく距離を縮めてほしいですね。なんとなく、ダークネスレインボゥ側にも感情移入してしまうんですよね......。

真希に限った話ではなく孝太郎やそのほかの少女たちにも当てはまることですが、現実的な物事に関する伏線だけじゃなくて、こういった精神的な、心理的な伏線も逃さず回収するあたり、プロの仕事です。

中でもゆりかの成長が一番わかりやすく表れているかなーと。

ゆりか(本気モード)はね、語尾がね、小さくならないんですよ。文章なんでわかりませんが、たぶんキリッとした表情をしているんじゃないかな、なんて想像しながら読んでいました。

バトル面では、霊力、魔法、化学が飛び交う複雑なものになってきましたが、それを『相性バトル』という形でうまく見せてきています。敵の盲点を突くような展開が好きなので非常に楽しめました。

ってな感じで。次回魔法少女編(ゆりか回)に期待!

六畳間の侵略者!? 17

 

六畳間の侵略者!? 17 (HJ文庫)

六畳間の侵略者!? 17 (HJ文庫)

 

 ~あらすじ~

急進派地底人との戦いに勝利し、六畳間に平穏が戻ってきた。
季節は夏真っ盛り。孝太郎たちの夏休みはイベント三昧! 海水浴に肝試し、お祭りに遊園地。そして……夏休みの宿題!?
さらに、女の子だらけの六畳間にチャイムの音と共に現れたのは……「私は里見雄一郎。孝太郎の父親です」――どうする!? 孝太郎!
底抜けに明るいひと夏を綴る17巻!

 

 

待ってました日常回!

六畳間の侵略者!?』の魅力が最大限に発揮されると言っても過言ではないでしょう。それだけ、キャラに魅力があり、愛着があるんですよね。ここまでの積み重ねがしっかり生きていると思います。

孝太郎を中心としたヒロイン同士のつながりが温かくて素晴らしいです。それは"家族"のような強固なつながりで、確かな絆を感じさせます。これは孝太郎が抱える問題ともかかわってくるわけですが、今回はそのあたりも少し触れられていました。まさかタイトルの侵略が『孝太郎の心を優しく侵略する』ことだったなんて初期には考えられませんでした。こういう緩やかな変化が非常に巧いなーと感じます。

というか、これほどまでに好意をストレートに伝えてくるヒロインたちもなかなかいないと思います......水着に対する褒め言葉がすんなり出てくる主人公も大概ですがw

15、16巻がかなりハードな話だった分、今回はまったりできて良かったです。

 

 

緋弾のアリア (7) 火と風の円舞 キャスリング・ターン

 

 ~あらすじ~

東京武偵高校、そこは武力を行使する探偵―通称『武偵』を育成する特殊な学校。強襲科の超エリートでSランクの最強武偵・アリアのパートナーに選ばれてしまった(普段は)ただの一般人・遠山キンジは、戦闘不能におちいったレキを京都に残し、東京への帰路についていた。アリアとの仲も修復できていない…そんな状態の中、再び『万武』の魔の手が迫り―。理子の座席に仕掛けられた『加速爆弾』によって暴走特急と化した列車を舞台に、アリアとキンジの超高速リベンジバトルが始まる。そして舞い降りる、一陣の風―。大スケールアクション&ラブコメディー第7弾。

 

 

表紙これ、はいてない(確信)

いやー今回も超絶展開で熱いですね!

今回は新幹線ジャック。超速で走る新幹線のうえで繰り広げられるとんでもないバトルは「こまけぇこたぁいいんだよ!」スタイルでガンガン突き進みます。

アクション映画を見ているような描写で、迫力のあるバトルだったかなと思います。

前回から引き続き、いわゆる『レキ回』でしたが、レキはますます魅力的になっていきますね。あの『ロボット・レキ』が、キンジとの邂逅でその心に少しずつ変化を起こしていく......。最後にはあんな表情、あんなセリフですよ。萌えの塊。

それだけでなく、僕のお気に入りシーンは『狙撃の詩』のところだったりします。レキの心情の変化がわかりやすく表れていて、グサッと突き刺さりました。ここは燃えですねw

そんなレキを加えて、ついにチーム『バスカービル』が始動。個性的すぎるメンツで、今後の暴れっぷりに期待できそうです。5人で撮った最後の写真というところに引っ掛かりを覚えますが、大丈夫かな。

ラストは、表紙を飾るジャンヌが大物っぽく登場。この引きは少年漫画で章が変わるときみたいな雰囲気ですね。新章突入でしょうか。ここからさらに大きな動きがありそうです。

 

 

円環少女 (2) 煉獄の虚神(上)

 

円環少女 (2) 煉獄の虚神(上) (角川スニーカー文庫)

円環少女 (2) 煉獄の虚神(上) (角川スニーカー文庫)

 

 ~あらすじ~

魔法を無効化する人類が住まうゆえ、幾千もの魔法世界から「地獄」と蔑み恐れられる地球。元の世界での罪のため地球へ堕とされた少女魔導師・鴉木メイゼルは、魔導師協会の敵と戦い続ける過酷な刑罰を受けていた。その地球へ、相似魔法世界を壊滅に追い込んだ高位魔導師グレン・アザレイが降り立つ。己の「正義」を貫くため、たったひとりで協会に戦いを挑む男に、魔導師たちは次々と屠られてゆく!灼熱のウィザーズバトル第2弾。

 

 

巻末の設定資料ありがたいですね~。読んでもイマイチわかってないような気もしますが、気分的なね!ファンタジー世界に浸れるというかね!

今回はメイゼルと仁の出会いのシーンを最初に描きつつ、ラスボス級魔導師グレンが登場。最後に大きな決断をして下巻に続く、という感じ。

心情を描いたことでメイゼルの魅力が増してきました。

刻印魔導師なのに仁に守られてばかりであることに、居心地の悪さを感じていたのでしょうか。

対する仁にも、仁なりの思いがあって。刻印魔導師という死の鎖を断ち切りたい、彼女を守りたいと思う気持ちがすれ違う結果になってしまったというのは、やるせないですね......。

ひとくくりにするのはあまり良くないかもしれませんが、この手のロリヒロインラノベは、ヒロインを守りたいと思う主人公のかっこよさが熱いんだと思います。紅然り、ブラックブレット然り。

盛り上がりは下巻のほうに集中するのかと思いきや、バトルはかなり白熱の展開でした。

メイゼルのピンチには必ず駆けつけ、50を超える弾丸の嵐をかいくぐり敵に肉薄する仁に痺れました!

さあ、メイゼルの最後の決断は下巻でどう影響してくるのでしょうか。期待!

Re:ゼロから始める異世界生活6

 

Re:ゼロから始める異世界生活6 (MF文庫J)

Re:ゼロから始める異世界生活6 (MF文庫J)

 

 ~あらすじ~

大罪司教ペテルギウスへの復讐を誓い、再び王都へ『死に戻り』したナツキ・スバル。魔女教を撃退し、エミリアを救うための協力者を求めて奔走するが、候補者たちはそんなスバルに未熟者の烙印を押し、取り合おうとしない。突き放され、たった一人になったスバルが全てを諦めたとき、運命の歯車が動き出す――! 「俺は……っ! 俺は、俺が大嫌いだよ!!」自分の弱さを嘆く叫びが響くとき、ナツキ・スバルの本当の異世界生活が始まる。大人気WEB小説、再起と反撃の第六幕。――ついに動き出す、最も新しい英雄譚。

 

 

あらすじの通り、スバル、再起と反撃の第六幕!

ウェブ版でも更新当時大きな反響を呼んだ(らしい)、伝説の回『ゼロから』を収録、タイトル回収、レムの株急上昇、ついに見えた希望。絶望の底からスバルは再び立ち上がる――!

ついに、やっと、溜まったフラストレーションの解放が始まりました。ここからが第3章の本番、というところで終わってしまいましたが、非常に面白かったです!

何度も『死に戻り』し、しかしまったくと言っていいほど解決の糸口を見つけることができないスバルは、ついに心が折れてしまいます。

そんなスバルを救ったのは......レム!

聖母のような包容力!もうこの子がメインヒロインでいいんじゃないかな!

レムかわいいよレム!

ちなみに僕は同時発売の特装版を買っていますが、

内容、レム回。

表紙、一面のレム。

ラバーストラップ、レム。

全部レムじゃねえか!というほどのレム三昧。至れり尽くせり。たいへんよろしいんじゃないかなと思います。

俺はエミリアたん一筋、私はベア子派、という人もまず間違いなく心が揺らいだことでしょう。イラストレーターさんもその魔力にはあらがえなかった模様。

もちろんここから先、スバルはヒロインの魅力に負けないような活躍を見せてくれるはず!

一応WEB版も読んでいるのでこの先の展開は知っていますが、知っているからこそ早く続きが読みたいですね。(あいだに短編集が出るようですがw)

スバルはレムの『英雄』になることができるのか。さあ――

反 撃 開 始 。