サクラ×サク01 わが愛しき運命の鏖殺公女
十文字先生の新作。
ぼっちゆえに訓練に打ち込むしかなかった主人公ハイジ・バラン。
真面目なハイジは飛び級で学校を卒業、最前線での任務に就くことに。
そこで待っていたのは、その悲しい『魔性』ゆえに誰にも心を開くことなく、最前線で戦い続ける少女サクラ。
普段の彼女は勝手で横暴なわがまま姫。
しかしそれも最後まで読み切ってみると納得がいきました。
『壁』を作るしかなかった。
誰とも親しく接してはならない。接してはいけない。
そんな風に自分と他人の間に壁を作っているように感じました。
そこにひょっこりやってきた異分子。そう、ハイジです。
普段は、「あ、十文字先生だな」と感じるほどのヘタレを発揮するハイジ(どもり方は読んできた中で最高クラスw)ですが、魅せた!ラストでばっちり主人公してくれた!そうだ、そこで一歩踏み出してこそ男だ!
という感じ。
さすが十文字先生、素晴らしかったです。
不安の残るラストから、次回はどうつないでいくのか。期待です。