読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

孤独なカラスのラノベ備忘録

勝手気ままにラノベの感想を書き連ねるだけのブログです。

新約 とある魔術の禁書目録 (11)

 

 ~あらすじ~

「そういえば初めて『あの人』と出会ったのも、あの交差点だったかしら」食蜂操祈が初めて上条当麻と遭遇したのは、数多の魔道書を司る白いシスターが魔術の世界から逃げ出し空から降ってくる、ずっと前のことだった。今でも、食蜂操祈は覚えている。ツンツン頭の少年との想い出を。はじめは、新手のナンパかと思った。ある時は、水着を見られた。ある時は、バッグで頭をぶん殴った。ある時は、間接キスを経験させられた。そして、最後に―。命を救われた。それは、彼女の人生の中でも、一、二を争う『幸せな時代』。精神系最強の能力者『心理掌握(メンタルアウト)』の、大切な『記憶』だった。食蜂操祈の過去を紐解く物語が、今始まる。

 

どうやってその胸を手に入れたんだ......

......まあいいか!可愛いから!

僕は超電磁砲の方は完全ノータッチなので、たま~に、ちらちらっと出てくるだけの食蜂さんしか知らなくてかなり謎な存在でしたが、ついに、満を持して、1冊丸々みさきち回がやってきました!いや~すっきり!

というわけで今回は過去編からの『記憶の改ざん』の解決、といった流れ。

食蜂操祈という名前一つとってみても深い意味が込められており、やたら仰々しいのも納得。兵隊蜂を引き連れて頂点に君臨するという女王という構造がうまく彼女を表しています。

さらに、過去編で明らかになった『彼』との記憶。彼は覚えていないかもしれないけれど、私だけはこの記憶を忘れないでいよう――どれだけその記憶を大切にしていたかが、もうガンガン伝わってきて、やばいですね......しかもみさきち超乙女なんです。ホイッスルを大事そうに抱える彼女の横顔、憑き物が落ちたように朗らかな笑みを浮かべてベンチから去っていくその姿......はいむら先生も仕事しすぎ!

上条さんが主人公で進む物語にあまり彼女が絡んでこなかったのも仕方ないのかもしれません。何しろ忘れているわけですし。しかし今回、上条当麻食蜂操祈の間に『新たな繋がり』が生まれました。今後その繋がりが成長していき、本編にもガッツリ絡んでくるようになったら嬉しいですね。

新約9~10巻である種の『完成』を見たと僕は思っていますが、違うアプローチで面白さを見せてくれた今回は「ああ、禁書はまだまだ楽しませてくれるんだな」と再確認させてくれました。

一つ謎を解決し、二つ謎を提示してくる禁書。そりゃ終わらないですわ。

ということで、最後はこのセリフを。

 

 

『ーーいつか私のことを思い出したり、覚えておく事ができるようになったのならぁ』

 

『その時は大切な話をしましょう? とてもとても、甘くて優しい大切な話を』