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孤独なカラスのラノベ備忘録

勝手気ままにラノベの感想を書き連ねるだけのブログです。

サクラ×サク 02 ボクノ願イ叶ヱ給ヘ

 

 ~あらすじ~

帝国領ファウラス城市攻略!立ちはだかるは、サクラの妹ナズナ

「本日付で第八公軍第一連隊に着任いたしました、ハイジ・バラン少尉であります!」
サクラにひと目も会えないままハイジ・バランの日々は飛ぶように過ぎてゆく。
帝国の防衛網を切り裂きながら進む第八公軍が目指すは帝国領ファウラス城市。
サクラの下に増援として派遣されたのは、サクラの妹、ナズナ率いる七六旅団。
血が滾って心も躍る本格ファンタジー戦記、待望の二巻!

 

僕はこの作品が大好きすぎるので完全に信者視点で感想を綴っていきたいと思います。微妙にネタバレを含むような気がしますが核心に触れるようなものはないので、よっぽど気にされる方以外は問題ないかと思います。

 

今回のあらすじは、『妹登場!兄登場!非常に厄介!そしてハイジとサクラは離れ離れに――いったいどうなっちゃうの~?』という感じです。

2巻にして早くも離れ離れに......辛いですね。でもここで、いわゆる『遠距離恋愛』状態(まあ、両想いというわけではないんですが)になることで、再会したときの感動が何倍にも膨れ上がるわけですよ。さらに言うと、今現在つんつんしているサクラちゃんですが、つんつんすればするほどデレた時の可愛さが何倍にも膨れ上がるわけですよね。いったい何倍になっちゃうんだ......。

また、サクラの孤独感も見事に描写されていたかなと思います。サクラの魔性、簡単に言えば『物に触れることができない魔性』です。これが敵の攻撃をまったく受け付けない、無敵の"個"たらしめている理由なのですが、この反則ともいえる能力、もちろん制約があります。

『攻撃を跳ね返すことはできるが痛みはそのまま伝わる』。

......いや辛すぎでしょう。でも、『独り痛みに耐えて戦い続ける孤独な姫』って最高なんですよね......。『物に触れることができない魔性』=『孤独感や疎外感』を表しているというのが非常にうまいなぁ、と。

主人公ハイジ君も僕的にはめっちゃ好きですね。すぐに自死しようとするヘタレ系、パニックになると地の文がすごいことになっちゃうような主人公です。

でも、一途に姫を想い続ける彼は本当にかっこいい。

ハイジの魔性は『魔性持ちが近くにいると身体能力向上』というものですが、これもまたハイジの心情の変化をうまく表しているんですよね。姫に会いたいという気持ちをあたかも力に変えているような描写にできるのはちょっとずるいレベル。んで『姫のピンチに颯爽と駆けつける王子様』みたいな構図になるし、おまけに駆けつけた時には超強くなってるんですもん、やっぱずるい。

ということで延々とメイン二人について書いてますが、新たに兄弟たちが登場しました。またまたこいつらが場をかき乱してくれそうで楽しみです。

ということで今回は、ばっちり盛り上がるけど準備回という感じですかね。

早く姫の侍官に戻ってほしいものですが、このもどかしさが必ずや今後の展開のいい"バネ"になってくれるはず。

 

『ボクノ願イ叶ヱ給ヘ』。

 

いつの日か、ハイジの想いがサクラに届くと信じて。