孤独なカラスのラノベ備忘録

勝手気ままにラノベの感想を書き連ねるだけのブログです。

灰と幻想のグリムガル level.5 笑わないで聞いておくれよ

 

灰と幻想のグリムガル level.5 笑わないで聞いておくれよ (オーバーラップ文庫)

灰と幻想のグリムガル level.5 笑わないで聞いておくれよ (オーバーラップ文庫)

 

~あらすじ~

「……で、これ、何だと思う?」
ワンダーホールに来てから数ヶ月。ハルヒロたちは少しずつ、だが着実に実力をつけて迷宮を攻略していた。
そんな時、探索中に見たことのない「穴」を見つける。
前回……たしか三日前にこの場所を通りかかったときはなかった穴。
それは未発見の新エリアかも知れず、一番乗りしたパーティには大きな利益がもたらされる。
踏み込むかどうか迷うハルヒロだったが、変わり者が多いが実力はあると評判のチームトキムネが現れ、合同での探索を提案される。
灰の中から生まれた冒険譚は、新たな出会いと共に続いていく。

 

 

安定してますね、今回も面白かったです。

さて内容としては、新エリア発見、トッキーズとエンカウント、新エリアの探検、ボコボコにされる、という流れ。

このトッキーズ、曲者すぎる。

ランタ並に騒がしいキッカワ、戦闘狂タダ、中二病イヌイ、ハルヒロとは好対照に楽天的なトキムネ、巨女ミモリ、マスコットキャラクターアンナさん。

チームハルヒロは振り回されるわけですが、そのおかげか今回はいつになくハイテンポで物語が展開していきます。

しかし、ハルヒロは地味ながらもしっかり成長しています。

悩み、迷い、苦悩しつつも一つ一つ決断していく様子に、リーダーが板についてきた印象を受けました。こういう泥臭さはグリムガルの魅力です。

新エリアは、『RPGで適正レベルを超えた場所に誤って足を踏み入れてしまった』感じ?

戦闘はいつも通り緊張感があってよかったですが、ボス的なものが登場しなかったからか少し物足りなさも。次回以降出てきてくれるかな。

どちらかというとラブコメに焦点があてられていたかなーと思います。

ミモリンいいじゃん!どこがダメなんだよ!

まあ、優柔不断な奴とか難聴キャラに比べたら100倍マシです。

この発言は今後の人間関係にどのような影響を及ぼすのでしょうか。楽しみですね。

黄昏世界の謎をはじめとして、まだまだ伏線が残っているように思うのでしっかり回収されることを祈りつつ。

 

アンナさんのカラー絵が見たい。